目次【記事の内容】
歯のホワイトニングビジネスで開業する手順と方法
歯のホワイトニングの中でも美容カテゴリの新ジャンルとして注目されている「セルフホワイトニング」が登場し、ホワイトニングサービスを導入される方や、セルフホワイトニング専門店として開業される方がいらっしゃいます。
ここではホワイトニングビジネスの概要、ホワイトニングの開業に必要な準備、ホワイトニングの開業資金について解説します。
・ホワイトニングビジネスとは
文字通り、歯のホワイトニングサービスを提供していくビジネスとなります。
従来、ホワイトニングは歯医者さんで行うことが一般的となっておりましたが、セルフホワイトニングの登場により、医師免許を必要とせずともホワイトニングサービスを提供することが可能となりました。
実際にセルフホワイトニングは専用のマシンと消耗品、そして椅子さえあれば導入可能で、水道工事も、資格の取得も不要です。開業や導入のハードルも低く、顧客満足度も高いサービスとなっていることが特徴的です。
ホワイトニングの開業に必要な準備
ホワイトニングの開業にあたり、不動産取得、ホワイトニングマシン購入、ホワイトニング消耗品購入、パソコン・ソファー・テーブル・テイスティングポットウォーターホンの購入、メニュー表の作成、決済時ステムの導入、ホームページの作成など多岐に渡ります。
不動産取得
店舗として運営していきますので、場所が必要です。新たに開業される方に関しては不動産取得費用が発生します。こちらは物件により異なります。既に店舗をお持ちの場合に関しましては、畳一畳のスペースさえあればホワイトニングマシンを設置することができ、サービスを提供することが可能となります。
ホワイトニングマシン購入
ホワイトニングマシンも様々なものがありますが、分割支払いに対応しているものも多く、初期費用ゼロでマシンを設置し、売上がたってから返済するということが可能なものもあります。
ホワイトニング消耗品購入
ホワイトニングマシン以外にも、歯ブラシやマウスオープナーなどの消耗品が必要となります。ホワイトニングマシンの販売会社が備品もセットで販売しているケースもあり、用意に関してはさほど困ることはないと思います。消耗品ですから、仕入れが必要となりますが、セルフホワイトニングの利益は８０〜９０％となっておりますので、１００万円の売上が立つような店舗であっても、仕入れ自体は１０万円〜２０万円といった値段が一般的です。
パソコン
お客様管理や予約管理の際はパソコンがあると非常に便利です。安いものですと５万円台で購入できるものもありますので、用意することをお勧めします。
ソファー・テーブル
待合い用のソファーとテーブルがあると、お客様もくつろぎやすく、居心地の良い空間になっていきます。高級である必要はありませんが、最低でも３人掛けくらいのサイズのソファーですとお客様もゆったりできます。
テイスティングポット・ウォーターホン
セルフホワイトニングではLEDライトの照射後に歯磨きを行なっていただきます。その際にはテイスティングポットとウォーターホンを使用することで、お客様がお席に座っていただいたまま、その場で歯磨きとうがいを行なっていただくことができ、大変効率的です。
メニュー表
ホワイトニングメニューをわかりやすく記載したものを用意すると、お客様もわかりやすいです。
決済システムの導入
現金のみならず、クレジットカード決済や、アリペイ、ウィーチャットなどの電子マネーなど、多彩な決済手段を用意することで、お客様のお支払いニーズに対応することができますので、用意することをお勧めします。
ホームページの作成
ホワイトニングサロンのサービス内容や住所、問い合わせ先をより多くの方に知っていただくためにホープページが必要です。ホームページの内容としても、お客様にサロンの魅力を感じていただけるようなページの作成が必要です。さらに検索された際にお客様の目にとまっていただきやすいよう、WEB広告を打ったり、検索上位化の対策を行なっていくことが必須です。
開業費用
具体的な費用ですが、既に既存店舗をお持ちの場合、ホワイトニングマシンを分割購入することにより、初期費用ゼロ円でサービスを導入することが可能です。新規で開業される場合に関しては不動産取得費用にもよるのですが３００万円前後の費用が平均的です。
ホワイトニング業界の将来性
オーラルケアの潜在顧客は8000万人で市場規模は6兆円以上と言われています。
さらにインターネットの検索においても、この10年で「ホワイトニングの検索数」は2倍以上に増えています。
しかも予防歯科や歯のケアに必要性を感じている人は欧米の人たちと変わらない70%という高水準となっています。
・歯のケアをしている人が20%程度と少ない
・歯のホワイトニングに関する関心は10年前の2倍以上で成長フェーズにある
・予防歯科の必要性自体は70%以上の人が感じている（8000万人の潜在顧客）
歯のホワイトニング事業は需要があるのに、まだ行動に出ている人が少なく、成長フェーズにある業界であるということが言えるでしょう。
開業の方法
具体的な開業方法については既存店舗をお持ちの場合で異なります。
既存店舗をお持ちの場合：
STEP１
ホワイトニングマシンの購入
各種備品の準備
STEP２
ホームページの作成
予約システムの導入
STEP３
ホワイトニングサービスの導入研修
新規開業の場合：
STEP１
不動産の取得
STEP２
ホワイトニングマシンの購入
各種備品の準備
STEP３
ホームページの作成
予約システムの導入
STEP４
ホワイトニングサービスの導入研修
既存店舗も新規開業も、ホワイトニングサービスは導入ハードルが低く、顧客満足度の高いサービスとなっています。
ホワイトニングビジネスの開業についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。
ホワイトニングビジネスは他の業種と比較し、開業する際の準備が少なくて済みます。
また、開業資金も安く収まりますので非常に参入しやすい業種と言えるでしょう。
さらに、ホワイトニング業界は今まさに成長フェーズにあります。魅力的な市場であることは間違いありません。
