歯の漂白とは

歯を白くするために行う「歯の漂白」は、どのように行われるのでしょうか。歯は人の印象を決める上で、重要な要素であることから、綺麗にしたいという方も多いでしょう。今回は、歯の漂白について詳しい情報を紹介していくので、参考にしてみてください。

目次【記事の内容】

歯の漂白の種類

歯の漂白は、歯に作用させることで、白く綺麗に見せることができます。主な方法として、3種類の方法があるのが特徴です。それぞれ、どのような漂白の種類なのか、詳しく紹介していくので、参考にしてみてください。

1.ウォーキングブリーチ

神経を取ってしまった歯である「無髄変色歯」に行う漂白法が「ウォーキングブリーチ」です。具体的な漂白方法としては、漂白剤を歯の中に封入することで、白く見せることができます。

ウォーキングブリーチで使用する漂白剤は、高濃度の過酸化水素と過硼酸ナトリウムにペーストを使用するのが特徴です。

濃く変色している象牙質に直接作用するため、高い漂白効果を期待することができます。1度の施術でも歯を綺麗に見せることができるので、即効性に期待できる漂白の種類といえるでしょう。

ただ目標の白さまで漂白剤を使用するのであれば、漂白剤を数回ほど、新しい物に交換することもあるので、何度か通院することも検討しておくことをおすすめします。

2.オフィスブリーチ

診療室内で行う漂白方法で、過酸化水素を含んだペーストを歯に塗り、その後に光線を照射します。1度の施術にかかる時間は1時間程度で、綺麗に漂白するためには3回~6回程度の通院が必要になるでしょう。

施術後は、知覚過敏のような症状が引き起こされることがありますが、一時的な物であることが多いので、あまり心配する必要はありません。稀に強く、知覚過敏の症状が引き起こされることがあるので、その場合は速やかに先生に相談することが大切です。

漂白効果ついては個人差がありますが、短時間で漂白することができるため、早く歯を白く見せたい方におすすめの漂白の種類になります。ただ後戻りも早いので、何度もオフィスブリーチを行わないといけない可能性もあるので、注意しましょう。

3.ホームブリーチ

漂白剤には、歯肉炎や歯周炎の治療薬として使用されていた10%過酸化尿素ゲルが活用されているのが「ホームブリーチ」です。10%過酸化尿素ゲルを漂白用トレー(マウスピース)の内面に塗り、歯に被せることで、10%過酸化尿素ゲルが徐々に分解し、過酸化水素が発生します。この方法を何度も繰り返すことで、歯を漂白することが可能です。

基本的には、1日2時間のトレー装着を2週間続けることで、透明感のある白さを得ることができます。歯を漂白するためには、長期間かかることもありますが、オフィスブリーチと比較すると、後戻りが少ない漂白方法になるので、綺麗な歯を維持したい方におすすめの漂白の種類といえるでしょう。

歯を綺麗に漂白できるだけでなく、プラークの付着抑制やう蝕の原因となる細菌数の減少、歯周ポケットの減少などの効果が期待できます。中には、知覚過敏が生じることもありますが、症状は一時的な物であることが多いので、心配しなくてもいいでしょう。強く知覚過敏が出るようであれば、かかりつけの医師に相談することが大切です。

歯の漂白は見た目の印象をよくする

歯の漂白の種類を紹介しましたが、どれも特徴があり、漂白効果や後戻りのしやすさなどが異なります。特徴を理解した上で、どの漂白の種類が自分に合っているのか、選択することが大切です。

歯の漂白自体は、見た目の印象をよくする効果が期待できるので、人と接する仕事をしている方は、第一印象をよくするためにも、施術を行うことをおすすめします。

紹介した漂白の種類を参考に、一度はの漂白について検討してみてください。