歯が透けていると思ったときは酸蝕歯と呼ばれる病気をまず疑った方がよいでしょう。
しかし、酸蝕歯とは何かについて知っている方の方が少ないかもしれません。
原因や症状、さらには予防策や改善策についても覚えておいた方がよいでしょう。
できるだけ早いタイミングで酸蝕症を発見し、治療していくことが大切になります。
目次【記事の内容】
酸蝕歯の原因と症状について
歯が透ける原因の多くは酸蝕歯です。
健康な歯であるのなら冷たいものが染みることがないものの、エネメル質が溶けてしまった場合は知覚過敏などの症状が起こりやすくなります。
エナメル質が溶けてしまっているのが透けて見える原因であり、さらに進行すると虫歯や着色も目立つようになります。
酸蝕歯の原因は歯が酸に長時間さらされることです。
口内が酸性に傾くのを避けるのが肝心となります。
基本的なケアの方法としてはまずハミガキです。
フッ素などの成分が含まれているハミガキ粉を使うようにしましょう。
すでに大きな影響が出ている場合は詰め物や被せ物をする処置も必要になります。
およそ4人に1人が酸蝕歯になっているという検証結果も出ており、決して他人事として考えるべきではありません。
酸蝕歯であるかを見分けるポイント
エナメル質が溶けて歯が透けてしまう病気の酸蝕歯はできるだけ早い段階で発見するのが望ましいです。
冷たい食べ物や飲み物を口にしたときに染みるのはひとつのサインとなります。
歯科医院での受診をするのがよいでしょう。
さらに、歯が丸みを帯びてきた場合も、エナメル質の厚みも薄くなっていく予兆と認識した方がよいでしょう。
軽度の場合は食生活の改善とセルフケアによって症状を改善できるものの、中度から重度である場合は補綴治療を適用しないといけません。
最悪の場合は抜歯をすることもあるため、油断してはいけません。
また、予防をしていくにあたって酸性食品の摂取方法を見直すのが肝心です。
炭酸印象やスポーツドリンク、ビールやワインも引き起こす原因となります。
ハミガキを行うタイミングも考えていかないといけません。
食後すぐに行うのではなく、酸性飲食物を摂取してから30分後を目安に行うのが望ましいです。
口内を中世にリセットするためにはハミガキのタイミングも重要になります。
もちろん、酸性飲食物を口にしないようにするのが最も確実な予防法といえるでしょう。
知覚過敏の症状が現れるのもサイン
象牙質から神経へ冷たいものなどでの刺激が伝わることで痛みを引き起こす知覚過敏の症状が現れたときに酸蝕歯を疑うようにしましょう。
初期症状であれば効果的なハミガキ粉や歯科医院での処置によって痛みを軽減させることができるものの、重症化した場合は神経を抜く処置も検討しないといけません。
酸蝕歯であることが、歯が溶けたり欠けたりしてしまう理由になります。
光が透過したときに透けて見えるかどうかもひとつの参考要素になります。
日常生活のなかにおいての予防策や改善策は今後のために行っておくべきであるものの、中度から重度である場合は歯科医院での治療も視野に入れないといけません。
原因をなくしていき、予防策や改善策を取り入れて症状が進行してしまうのを防いでいきましょう。
まとめ
歯が透けてしまう原因は酸蝕歯である可能性が非常に高いです。
症状が深刻化していくと欠けたり溶けたりしてしまうため、どんどん口内の健康は損なわれていきます。
酸蝕歯であるかのサインが出ているかを確認し、知覚過敏の症状が出ていないかも注目点です。
日々の生活のなかでの予防策や改善策を駆使すればこれ以上悪化することを防ぐことができるものの、中度から重度である場合は歯科医院での治療も視野に入れましょう。