見た目の好感度に大きく影響する歯を白くしていきたい方は、ホワイトニングとクリーニングの違いを把握するのが肝心です。
どちらも歯をキレイにすることには変わりないものの、目的が異なります。
さらに、費用面における違いもあります。それぞれの目的に合わせて適した選択をするために、違いについて徹底比較いたします。
目次【記事の内容】
クリーニングは歯の健康と美容につながる
歯垢や歯石や着色を除去するのが歯のクリーニングの目的となります。
毎日の歯磨きをしているにしても、磨き残しのよって歯垢が2日~3日ほど付着し続けると石灰化しはじめて歯石となります。
色素と同じくブラッシングだけでは落とすのは至難の業であり、歯科医師に除去してもらわないといけません。
一般的には磨き残しをチェックしたうえで専用の器具を使っての清掃と研磨が行われます。
最後にフッ素やトリートメント材を表面に塗り、歯の強化を行います。
虫歯や歯周病などの原因となるのが歯垢や歯石であり、歯の表面の汚れが目立つ場合はクリーニングだけでも十分に歯を白くするのは可能です。
しかし、歯の表面に付いている汚れを取り除くだけの処置となるため、歯の色が変色してしまっている場合は満足ができるだけの白さにするのは難しいです。
クリーニングを行うことで歯の表面や歯と歯肉の境の溝のなかにあるプラークをすべて取り除き、プラークが付きにくくなります。
口内の健康維持をしていくのもクリーニングの目的となります。
ホワイトニングは見た目の美しさの向上に特化
ホワイトニングは見た目の美しさの向上に特化しているのが特徴です。
ブラッシングでは落とすことができない黄ばみを白くできます。
溶剤を使って歯のエナメル質に染み込んだ色素成分を分解させることで、歯が白くなります。
ホワイトニングは本格的に歯の色を白くしたいと思う方に適しており、オフィスを選択した場合は即効性があるのも魅力的です。
ホームホワイトニングを選択した場合でも重度の着色や変色がない限りは1~2段階は歯が白くなります。
もちろん、ホワイトニングの効果は永久に続くわけではなく、時間が経つにつれて落ち着いていきます。
数か月に一度の治療を行うことが白さをキープするためのコツです。
費用面における違いについて
保険でのクリーニングは歯周病の治療として歯石を除去する治療となります。
1回あたりで検査料とレントゲン撮影料を含めておよそ3000円程度の自己負担額です。
歯の状態やリクエストによって施術内容や価格は変わっていきます。
基本的には何回か通わないといけないものの、歯石除去のみを1回の施術で完了させたい場合は保険適用外の治療を選択することで可能となります。
ホワイトニングの場合は保険での治療ではなく、保険適用外での治療となります。
歯科医院での治療を選択した場合はその日限りで治療は終了するものの、定期的に歯科医院に通う必要があります。
歯科医師の指導のもと自分で行う治療であるホームホワイトニングは、自宅で自分のペースで進められるのが魅力的です。
それぞれでどれぐらいの費用がかかるのかが変わるとともに、歯科医院では独自で料金設定がされているのも注意点です。
まとめ:
歯を白くキレイにしていきたいと考える方は、クリーニングも定期的に行っていくべきです。
健康と美容につながるのがクリーニングであり、ホワイトニングは見た目の美しさ向上に特化しているのが特徴となります。
白くて美しい歯を手に入れるためにはどちらも行うのが望ましいです。
歯の美しさは世界的な共通認識であり、エステで肌をキレイにするのと同様に身近なものとなっています。
費用面における違いも把握したうえでまずは歯科医院に相談してみてください。