毎日歯磨きを行うために使用する歯ブラシですが、食べかすなどが付着することから、消毒は必要になるのでしょうか。何度も使用するため、菌の繁殖が気になります。今回は、歯ブラシに消毒は必要なのか、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。
目次【記事の内容】
歯ブラシは消毒した方が衛生的
日頃から使用している歯ブラシは、消毒をしたことがないという方が多数だと思いますが、歯ブラシには目に見えないほどの食べかすや菌が付着しています。そのため、洗い流さないと食べかすが腐敗して、細菌が繁殖するきっかけになってしまう恐れがあるでしょう。
歯ブラシに菌が付着した状態で使用すると、歯周病の原因になる可能性もあるので、日頃から消毒する必要があります。面倒に感じることも多いですが、口内環境を清潔に保つためには、歯ブラシの消毒は重要です。
効果的な歯ブラシの消毒方法
普段から使用する歯ブラシは、どのように消毒するのが効果的なのでしょう。具体的な消毒方法について紹介していくので、参考にしてみてください。
1.重曹につける
排水溝の掃除などに活用することができる重曹で、歯ブラシを消毒することができます。方法としては、コップに水を100mlと小さじ1の重曹を入れ、よくかき混ぜた後に歯ブラシをつけることで、消毒することが可能です。
重曹には殺菌効果があるため、歯ブラシの消毒に効果が期待できます。重曹は少量で十分な殺菌効果があるので、入れ過ぎないように注意しましょう。
2.イソジンやミルトンに浸け置き
うがい薬に有名なイソジンや哺乳瓶用消毒液のミルトンを活用すれば、歯ブラシを消毒することもできます。方法としては、コップの中に水を入れ、イソジンやミルトンを数滴垂らし、浸け置きするだけです。
浸け置きするだけなので、比較的簡単に実践できる消毒方法になります。イソジンの場合は、浸け置きした後に水洗いを行う必要があるので、しっかり洗い流してから使用しましょう。
3.歯ブラシ除菌器を活用
通販などで販売されている歯ブラシ専用の除菌器は、簡単に歯ブラシを消毒することができるので便利です。安価な物であれば、2,000円ほどで購入することができ、気軽に使用することができます。
電動歯ブラシとセットになっているものもあるので、オーラルケアを意識するのであれば、購入を検討してみてください。
4.歯ブラシ抗菌スプレー
消毒効果は期待できませんが、細菌の増殖を防ぐことができる抗菌スプレーもおすすめです。抗菌スプレーであれば、持ち運びすることもできるので、外出先で使用することもできます。
歯ブラシを消毒する時の注意
歯ブラシを消毒することは大切ですが、消毒する際に、注意しないといけない点があります。まず熱湯消毒は、おすすめできません。市販で販売されている歯ブラシは、耐熱性がないことが多いので、熱湯をかけると歯ブラシが傷んでしまうでしょう。
他にも、消毒するといっても台所用漂白剤は使用しないことが重要です。歯ブラシは口に入れる物なので、漂白剤を使用すると身体への影響が心配になります。
歯ブラシは雑菌が多いためこまめに消毒
毎日歯磨きを行う歯ブラシは、見えない食べかすや菌が繁殖しているため、こまめに消毒することが大切です。今回紹介した消毒方法を実践すれば、効率よく消毒することができるので、一度試してみてください。
また歯ブラシは、ずっと使い続けるのではなく、1ヶ月に1度は交換することをおすすめします。毛がヨレてくるので、綺麗に歯を磨くことができなくなるので、定期的に交換していきましょう。
口内環境を綺麗にし、虫歯や歯周病の発生を抑制するのであれば、歯ブラシをしっかり消毒することを意識してみてください。