歯並びが凸凹で噛み合わせが反対である場合、見た目を気にして人前で笑うのをためらう方も多いでしょう。
口内の病気を引き起こす原因にもなるため、いち早く治療を行うのが望ましいです。
歯の噛み合わせが悪くなってしまう原因は何なのでしょうか。
さらに、どのように改善していけばよいかについて詳しく解説いたします。
目次【記事の内容】
正しい歯の噛み合わせについて
上の歯1本に対して下の歯2本が噛み合っているのが正しい噛み合わせとなります。
まずはご自身の歯の噛み合わせに問題がないかを確認してみてください。
子供の場合は正常な発達段階にある場合もあるものの、大人の場合は大きく変わることはありません。
そのまま放置してしまうと咀嚼の能率が悪くなります。
噛む力はもちろん、発音のしにくさや唇の閉じにくさ、見た目の悪さなどのコンプレックスの理由になるものです。
大人になってから矯正治療を行うのは多くの時間と費用がかかってしまういますが、生活のしやすさと口元の美しさを手に入れられるため、心と体に大きなプラスになります。
美しい笑顔はコミュニケーションをスムーズとして自分に自身が持てるようにもなるでしょう。
歯の噛み合わせが悪くなる理由について
歯の噛み合わせが悪くなる原因のひとつが遺伝によるものです。
両親に似る傾向にあるため、両親が悪い場合は特に注意した方がよいでしょう。
上下の顎の骨のバランスや歯と顎のバランスが取れていないといった特徴があります。
発育障害や指しゃぶりなどの癖も原因となります。骨の発育障害が部分的に現れて顎の形が正常とはならず、指しゃぶりがあると開咬などが起きやすくなるものです。
そして、歯の治療を放棄していたのが原因ともなりえます。
特に歯を抜いたままにした場合は、正常な位置から移動して異常をきたします。
口内の不調のみならず、全身への悪影響にもつながる可能性も秘めており、快適な日常生活を送るためにはできるだけ早く矯正治療を行うのがよいでしょう。
そして、ご自身で原因をつくってしまっていないかも、考えないといけません。
少なくともこれ以上悪化しないようにするのは重要です。
歯はさまざまな条件によって位置を変える
生えてきた歯はずっと同じ位置をキープするというわけではありません。さまざまな条件によって位置を変えるものです。
どこか抜けた箇所があれば、ほかの箇所から前に倒れて下に降りてくる場合もあります。
上に存在すべきなのに下に降りてきた場合にどんどん位置がめちゃくちゃになっていくのは、想像に難くはないでしょう。
舌の圧力によって前方に押し出されて隙間ができて悪くなることもあります。
上下の接触点数が減少してしまうのは避けないといけません。
しかし、自分では上下の接触点数が正常であるか問題があるか分からない方も多いはずです。さまざまな要素によって嚙み合わせは決まっていきます。
複雑な機構でトラブルが生じやすい環境にあるため、注意しないといけません。
自分ではまったく問題がないと思っていても、実は徐々に本来あるべき位置からずれてきている場合もあります。
健康にとって大変重要な要素となるため、簡単に考えない方がよいでしょう。
まとめ:
正しい歯の嚙み合わせは上の歯1本に対して下の歯2本が噛み合っているかが、ひとつの目安になります。
悪いまま放置してしまうと噛む力や発音、そして見た目の問題につながってしまいます。
遺伝や癖、治療すべき歯を放置してしまっていることが原因となりえます。
まずはご自身で原因をつくってしまっていないかを考えた方がよいでしょう。
さまざまな条件によって正しい噛み合わせの位置は変化するので、状況に合わせた対応をしていくのが望ましいでしょう。