歯を保護する効果が期待できる「フッ素コート」ですが、具体的にはどのような働きが期待できるのでしょうか。他にもフッ素コートは、どれくらいの頻度で塗るのが好ましいのか気になる方も多いでしょう。今回は、フッ素コートについて、詳しい内容を紹介していきます。
目次【記事の内容】
フッ素コートの働き
フッ素コートとは、歯にフッ素をコーディングすることで、歯の表面を守る働きがあります。歯をコーティングすることで、どのような働きがあるのか、解説していきましょう。
1.酸に対して抵抗力がある
人は甘い物を食べると、酸が発生し、歯を溶かしてしまうことがあります。フッ素コートを実施していれば、酸に対して抵抗力が強いため、歯を酸から守ることが可能です。
そのため、食べ物による歯の分解を予防することができ、いつまでも丈夫な歯を維持することができます。
2.虫歯改善に効果が期待
誰でも効果が期待できる訳ではありませんが、歯をフッ素コートすることで、虫歯になりかけた歯を初期の状態に戻すことができます。虫歯菌から生成される酸を抑制することにも繋がるので、健康的な歯を保つことが可能です。
フッ素コートを活用する上での注意点
フッ素コートは、歯を保護する効果が期待できますが、使用上の注意を確認することも大切です。どのようなことに注意しないといけないのか、詳しい内容を紹介していきます。
1.フッ素コートを実施した後は30分飲食しない
フッ素コートを塗った後は、安定するまで30分間は飲食しないように注意しましょう。塗った後に、忘れて飲食してしまうと、歯のコーティングが十分でない可能性があります。
2.フッ素コートは万能ではない
歯を保護するフッ素コートも万能な効果や働きがある訳ではありません。フッ素コートを塗ったからといって、歯磨きを疎かにしてしまうと、虫歯になってしまうこともあります。
必ず、日頃の手入れを十分に行っていることを踏まえた上で、フッ素コートを活用することが大切です。
フッ素コートの使用頻度
歯を守ってくれるフッ素コートは、どれくらいの頻度で使用するのが望ましいのでしょうか。基本的には、3ヶ月~4ヶ月に1回程度の塗布が必要になります。
フッ素コートのタイミングが遅くなってしまうと、歯の保護効果が期待できなくなる可能性があるので、頻度を把握して適切に使用していきましょう。
ただ前述の通り、フッ素コートを実施したから、虫歯にならない訳ではないので、日頃の歯磨きなど、普段の手入れは怠らないことが大切です。
フッ素は継続して使用するのが望ましい
基本的に、フッ素コートは全年齢で使用することが望ましいでしょう。特にフッ素コートが必要なのは、乳歯や生えたての永久歯に対してです。虫歯対策として活用しておけば、大人になっても虫歯になる確率を下げることができます。
大人になっても継続してフッ素コートを行うことが望ましく、継続して使用するほど、虫歯予防として効果が期待できるでしょう。
歯石除去後に、フッ素コートを歯の表面に塗っていけば、綺麗な歯の状態のまま保護することができます。定期的にフッ素コートを実施することで、いつまでも健康な歯を維持することができるので、積極的に実施していきましょう。
子供も大人もフッ素コートで歯を守ることが大切
フッ素コートは、基本的に害があるものではないため、安心して使用することができます。子供の乳歯を守るためにも便利な働きがあるので、幼い頃から歯を保護するためにも活用していきましょう。
大人でも虫歯予防として、フッ素コートの働きが期待できるので、適切な頻度である3ヶ月~4ヶ月にフッ素コートで歯を保護することをおすすめします。
ただフッ素コートをしていれば、必ず虫歯にならないという訳ではありません。毎日、歯磨きなどの手入れを怠らないようにしていきましょう。