ハミガキをするときにはとにかく激しく磨くべきと認識している方は少なくありません。
しかし、正しい認識ではなく、むしろ不必要な負担をかけてしまっているのが事実です。歯を磨き過ぎることによる弊害について詳しく解説いたします。
さらに、正しい磨き方のコツも合わせて覚えていきましょう。口内の健康を守るためには正しいハミガキが何よりも大切です。
目次【記事の内容】
歯を磨きすぎるのは間違い
白い歯を目指すがあまり磨きすぎてしまう方も少なくないものの、結果的に痛めてしまう方も多いはずです。
研磨力の強いハミガキ粉でゴシゴシ磨くことで、エナメル質が研磨剤で削られてしまいます。知覚過敏が起こる可能性があるとともに、虫歯の原因にもなります。
さらに、象牙質が透けて見えて黄ばんで見えるようになってしまうこともないわけではありません。
ハミガキで磨くという意識は捨てて食べかすやプラークを掃除するという考えを持つのがよいでしょう。
細胞組織や歯のエナメル質を侵食してしまうハミガキは危険と覚えておいて問題ありません。
特に固いハブラシを使っている場合は力を入れずとも磨き過ぎてしまう危険性が高まります。ヘッドの柔らかいハブラシを選択し、ソフトに円を描くつもりで磨くようにしましょう。
何も力を入れる必要はありません。
電動ハブラシを使う場合は滑らせるだけで問題ありません。
普通のハブラシと同じように磨くのではなく、より負担をかけないように意識しましょう。
そして、長く磨けばよいというわけでもありません。
2分以内に抑えて1日に必要以上の回数を多くしないようにすべきです。
ハブラシは3カ月に1度は交換をした方がぼさぼさの毛で歯茎を傷める可能性が少なくなります。
歯を磨きすぎないための基本
歯を磨きすぎてしまう方が多いのは力任せに磨こうとするためです。
そのため、舌回しを意識するのがひとつのコツとなります。
舌先を右上に置いて外側をなぞるように右上から左上、左下から右下へ舌を移動するようにしましょう。この一覧の動作を1周10回で目安として行い、反対回しも同様に行います。
唾液の分泌を促すことによって、食べかすを洗い流しやすくなるのがメリットです。歯垢ができてしまうのを防ぐという意味もあります。
歯茎はハブラシで軽くマッサージするだけで問題ありません。唾液の分泌の促することができます。
効果の薄いハミガキは口内の病気だけではなく、全身病のリスクが高まってしまう理由となります。
食後から30分以上時間をあけてから磨くようにし、起床後すぐと就寝前にもハミガキをすることも意識した方がよいでしょう。
ハミガキは頑張るのではなく継続させる意識
ハミガキは毎日行うものであり、とにかく継続させることが大切です。
ハミガキを頑張っても歯が白くなるわけではありません。
真っ白な歯にするのならホワイトニング治療を受けるしかありません。
表面の汚れはハミガキによって落とすことができるものの、内側の黄ばみはハミガキだけではどうにもならないです。
むしろ頑張るという意識がマイナスに作用してしまうと認識した方がよいでしょう。
傷つけてしまうことを避けるだけでも口内の健康を守ることにつながります。
正しいハミガキのやり方を覚えていき、毎日実践していきましょう。
まとめ
歯を磨きすぎることで口内の病気や全身病につながる恐れがあります。
ハミガキはあくまでも掃除をする程度に考えるのがよいでしょう。
雑巾がけのように磨くという気持ちがむしろマイナスに作用してしまいます。
歯を磨きすぎないようにするためには舌回しを覚えるのがひとつのコツとなります。
さらに、頑張るという気持ちを捨ててとにかく継続させることを意識しましょう。
間違ったハミガキのやり方はいち早く捨て去り、正しいハミガキのやり方を覚えていきましょう。