仕上げ磨きの方法とコツについて

子供が一人で歯磨きを行っても、十分に磨き切れていない可能性があります。そんな時に行う、仕上げ磨きはどのような方法で行えばいいのでしょうか。今回は、仕上げ磨きの方法とコツについて紹介していくので、参考にしてみてください。

目次【記事の内容】

仕上げ磨きの方法

子供の歯を綺麗に磨くために重要な保護者による仕上げ磨きは、どのような方法で行えばいいのでしょうか。仕上げ磨きの方法を紹介していくので、参考にしてみてください。

1.毛先を歯の面にまっすぐ当てる

仕上げ磨きを行う方法として大切なのが、毛先を歯の面にまっすぐ当てることが大切です。歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間に当てることで、綺麗にプラークや食べかすを除去することができます。

2.軽い力で磨く

歯の表面を磨く場合、力強く磨いてしまうと、歯のエナメル質を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、比較的軽い力で磨くことを意識することが大切です。特に、仕上げ磨きの時に、子供の歯を強く磨いてしまうと、柔らかい子供の歯は、簡単に傷ついてしまう恐れがあります。

歯ブラシの毛先が広がらない程度に力加減を考えることが大切です。

3.小刻みに動かす

仕上げ磨きの方法としては、小刻みに動かして磨いていくことが大切です。5mm~10mmの幅を目安に、1本~2本ずつ磨くようにしていきましょう。

4.1ヶ所につき20回以上

プラークは簡単に除去し切れないため、丁寧に動かしながら磨くことが重要になります。ブラッシングの時間は、3分が目安となっているので、長すぎず短すぎないように意識して、仕上げ磨きを行っていきましょう。

プラークを除去するために、1ヶ所につき、20回以上は磨き、時間をかけて綺麗に仕上げてみてください。

仕上げ磨きのコツ

子供の歯を綺麗にする仕上げ磨きは、どのようなコツがあるのでしょうか。綺麗に磨くためのコツについて紹介していきます。

1.前歯のコツ

上唇と歯茎を繋いでいる「スジ」の部分は、歯ブラシが当たると子供が痛がってしまう可能性があります。そのため、上唇を上げて、歯と歯茎の境目が見えるようにし、歯ブラシを持っていない手で、スジの部分を隠して仕上げ磨きを行ってあげましょう。

2.奥歯のコツ

奥歯は、歯ブラシの動かし方を意識することが大切です。奥から前に動かすようにしてください。乳歯は奥歯が2本なので、比較的簡単に済ませることができます。

特に奥歯のかみ合わせは、溝にプラークが残りやすい場所なので、慎重に仕上げ磨きを行い、プラークが残らないように注意しましょう。

3.嫌がられないコツ

子供は仕上げ磨きを嫌がってしまうことがあります。そうならないためにも、歯磨きがスタートしたら、日頃から子供の口元を触るようにしましょう。

口元を習慣的に触っていると、自然に慣れてくるので、歯磨きを嫌がりにくくなります。歯磨き中に話しかけたり、数を数えることも子供の意識をそらすことができるので、試してみてください。

時間がかかると、子供が飽きてしまう恐れがあるので、短時間で素早く片付けることが大切です。また仕上げ磨きが終わったら褒めてあげることも重要になります。楽しいことや嬉しいことと覚えさせることで、子供は習慣的に仕上げ磨きをやりたくなってくれるはずです。

仕上げ磨きの方法やコツを覚えて実践

仕上げ磨きの方法やコツを知っているだけで、効率のいい歯磨きを行うことができます。子供のうちから虫歯や歯周病にならないためにも、保護者がしっかり意識してあげることが大切です。

仕上げ磨きの方法やコツを覚えて、しっかり実践してみてください。子供の頃から歯を綺麗にすることで、大人になっても歯磨きの習慣を身につけることができるので、仕上げ磨きで歯の健康を管理してあげましょう。