ホワイトニングに興味があるけれど、頻繁に歯科医院に通うのは嫌だという方や、自宅でゆっくりとやってみたい、できるだけお金をかけずに試したいという方もいるでしょう。
自宅で実践できるものにはどのような方法があるのか、それぞれのやり方やメリット・デメリットについて紹介します。
目次【記事の内容】
重曹を使って歯を白くする
キッチンなどの頑固な油汚れも簡単に落とす効果がある重曹は、掃除や料理をはじめ様々なことに用いられています。
そして、その効果から歯を白くするのに重曹を使うという方もいます。
重曹を使ったやり方には、食品用の重曹の粉を直接歯ブラシに取って歯を磨くというものや、水に重曹を溶かした重曹水で口をすすぐという方法があります。
しかし、厳密に言えば重曹を使ったやり方は歯の表面に付着した色素を落とすクリーニングに近いものです。
重曹の強力な研磨力で汚れを落としているに過ぎません。
また、とても研磨力が強いため、歯の表面を覆っているエナメル質まで薄くしてしまう恐れがあります。
エナメル質が薄くなると、その下の象牙質が現れるようになり、そこに冷たい水や歯ブラシの毛先が当たると強い痛みを感じる知覚過敏になってしまいます。
重曹を使った歯磨きは虫歯や口臭の予防にもなるというメリットもありますが、強い力で磨いたり、頻繁に磨きすぎると歯の状態を悪くしてしまうため、おすすめできません。
歯磨き粉を使って歯を白くする
歯を白くする効果を謳った歯磨き粉も数多く販売されています。
歯磨き粉を使ったホワイトニングは毎日の歯磨きの時に手軽に使うことができ、とても簡単で継続しやすいやり方です。
しかし、重曹と同様に歯磨き粉の中には強い研磨剤で歯の表面の汚れを落とすためのものも多く販売されており、使いすぎると歯や歯茎に悪影響を及ぼします。
また、通販などを利用すると海外製の歯磨き粉を購入することも可能です。
海外製の歯磨き粉には、日本では歯科医院で行うホワイトニングで使用されている過酸化水素のような薬剤を含んでいるものも多く見られます。
その分効果が期待もできますが、日本では一般の方が使うことを認可されていない成分を含んでいるため、誤った使い方をするとトラブルの原因になります。
購入や使用に関しては完全に自己責任になるので注意が必要です。
ホームホワイトニングを実践してみる
自宅でできる方法としてホームホワイトニングを考えている方も多いのではないでしょうか。
ホームホワイトニングは、最初に歯科医院に行き専用のマウスピースを作ってもらったら、後は自宅や通勤時間など自分の好きな時間にできるやり方です。
ジェル状の薬剤をマウスピースの内側に塗り、それを嵌めるだけなので手軽にできます。
使用時間は薬剤の濃度などによって異なり2~8時間程度です。
歯科医院で行っているオフィスホワイトニングと比べると効果が出るまでに時間がかかりますが、その分ゆっくりと歯を漂白していくので自然な白さに仕上げることができるのがメリットです。
しかし、費用がかかるという点やマウスピースを嵌める時間が長いという点がデメリットといえるでしょう。
まとめ
自宅で実践できるホワイトニングのやり方には様々なものがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
費用や効果、続けやすさなどを考えながら自分に合う方法を見つけましょう。
また、これらの他に自宅で比較的安価にできるセルフで行うという方法もあります。セルフホワイトニングという方法です。
酸化チタンという食品添加物としても用いられているものを使って歯を白くするやり方で、研磨剤を使って歯の表面を磨くものではありません。
自然な白さにできるのも特長で、ホワイトニングをちょっと試してみたいなと考えている方におすすめです。