ブラッシングや正しい磨き方は大人と子供での違いがあるとともに、適切な歯ブラシの選び方もそれぞれで異なります。
カリエスや歯周病の予防はもちろん、美しさを保つという点においてもセルフケアブラッシングは非常に大切です。
そして、着色汚れを無色透明に分解する働きのあるホワイトニングについても合わせて詳しく解説いたします。
目次【記事の内容】
歯ブラシの選び方のポイントとは
セルフケアブラッシングを行うにあたって、歯ブラシ選びがひとつの大きなポイントになります。
ヘッドがコンパクトで持ち手がまっすぐなものを選択するのが基本です。また、毛の硬さは普通か柔らかいものが望ましいです。
歯茎が健康である場合は普通を選択し、傷んでいる場合は柔らかいものを選択しましょう。
また、歯ブラシの大きさは上の前歯2本が目安となります。
正しいセルフケアブラッシング方法を理解していたとしても、歯ブラシの選び方が間違っている方も少なくありません。
ただ磨けばよいというわけではなく、効率のよいセルフケアブラッシングであるべきです。
特に歯ブラシの入りにくい場所は虫歯や歯周病になりやすく、セルフケアブラッシングをするためにそれぞれの正しい歯ブラシの選び方が重要になります。
ブラッシングにおける3つの基本
持ち方、順番、当て方のブラッシングにおける3つの基本は覚えておくべきです。
基本を無視してしまうとただ磨くだけのブラッシングになりかねません。
持ち方はペンを握るイメージを大切にしましょう。
無駄に力が入らず、細かい動きをコントロールするために有効となります。
磨く順番を決めておくのは磨き残しをなくすためです。
バラバラで磨くことで磨き残しが多くなる可能性が高まります。
当て方においては斜め45°を目安に歯ブラシを当てて小刻みに動かすことを意識しましょう。
当てた場所では20回~30回を目安に軽く振動させ、振幅を短くすれば細かな隙間にも毛先が入りやすくなります。
特に磨き残しが多い箇所は要注意です。
上下の奥側は歯ブラシを縦や斜めにし、毛先を歯に沿わせて磨いていきましょう。
嚙み合わせのみぞは細かく磨くことを意識し、前側の裏側は歯石が付きやすいからこそ、歯ブラシを縦にします。
毛先を裏にして押し当てるとともに、上下に動かしていきましょう。
歯並びの悪い箇所はハブラシが届きにくいため、歯ブラシを縦にして丁寧に1本ずつ磨いていくのが効果的です。
毛先を歯に合わせてまんべんなく届くようにするのがセルフケアブラッシングのコツとなります。
ホワイトニングが必要な訳とは
表面にはさまざまな着色成分が付着し、ステインの原因となります。
また、加齢とともに半透明のエナメル質がすり減っていき、内部からの着色も進んでいきます。
毎日セルフケアブラッシングを行っているにしても、着色汚れを完全に防げるわけではありません。
ホワイトニングは着色汚れを無色透明に分解する働きがあります。
また、定着した中に含まれる色素も分解できます。
ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには継続してセルフケアブラッシングを行わないといけません。
そして、ホワイトニングを行うためにはカリエスの治療やその他治療をまず行うことになります。
結果的に全体の健康を守るためのアプローチになるといえるでしょう。
着色汚れを無色透明に分解する働きのあるホワイトニングは審美性を追求する方に適しています。
そして、カリエスや歯石取りも行う必要があるため、全体の健康を守ることにもつながっていきます。
まとめ
正しい磨き方はそう難しくはありません。
それぞれに適している歯ブラシを選択して毛先を合わせて細かく磨いていくことが大切になります。
継続してこそ効果を発揮するため、毎日のセルフケアブラッシングを行うことを強く意識しましょう。