日本と海外のホワイトニングに対する意識の違い

パスポートを持った男女

海外ドラマや映画などで活躍されている外国人俳優の方を見ると、とても歯がきれいだということに気づきます。

しかし、海外では芸能人やスターだけでなく一般の人たちも歯に対する意識は日本よりも高く、歯の矯正やホワイトニングに力を入れている人もたくさんいます。

日本の事情と海外の事情にどのような違いがあるのか紹介します。

目次【記事の内容】

どうして歯が黄ばんでくるの?

毎日歯みがきをしているのに、いつの間にか歯が黄ばんでいた、なかなか汚れが落ちないと悩んでいる人は多いでしょう。

歯が黄ばんで見える原因の1つに加齢が挙げられます。

歯の表面にはエナメル質と呼ばれる層があり、その内側には象牙質という部分があります。

加齢によって表面のエナメル質が薄くなってくると、自然にその下の象牙質の色が透けて見え始めます。

象牙質は文字通り「象牙色」をしており、人によって色の濃さは様々ですがクリーム色のような色をしています。

そのため、エナメル質が薄くなったことで歯が黄ばんで見えることがあります。

また、歯の表面にステインという汚れが付着することでも歯が黄ばんだり茶色っぽく見えます。

コーヒーや紅茶、赤ワイン、チョコレートなどの食品によって付着したり、タバコのヤニとして付くことがあります。

その他にも抗生物質の副作用によるものや、虫歯が原因のものなどもあるため、理由によって対処する方法も変わってきます。

特に虫歯は放置すると神経にまで達してしまうこともあるので早めに歯医者に行って治療を行いましょう。

日本のホワイトニング事情

日本でホワイトニングと言えば、大きく分けて2つの種類のものが主流です。

1つは歯科医院で行うオフィスホワイトニングというものです。

過酸化水素とレーザーや光を用いて歯を白くするもので、ほとんどの人が1度の治療である程度の効果を実感することができます。

その一方で、治療中は過酸化水素の影響で歯の水分量が減るため、痛みを感じる方もいます。

また、治療後は色素が沈着しやすい状態になるので食事制限が必要になることもあります。

効果の持続期間は3ヶ月から半年程度です。

一方、もう1つのホームホワイトニングは家でできる方法です。

最初に歯科医院でマウスピースを作ったら、専用の薬剤をマウスピースに塗り、それを嵌めるだけです。

マウスピースを嵌める時間は2時間程度のものもあれば、就寝中に行う8時間のものなど様々です。

効果が実感できるまでに2~3週間ほど時間がかかりますが、ゆるやかに漂白していくので自然な白さにできます。

効果の持続期間は半年から1年程度です。

歯を磨く女性

海外のホワイトニング事情

日本ではホワイトニングは歯科医院で行うか、自宅でする場合でも歯科医師や歯科衛生士による指導を得てから行う必要がありますが、海外では少し事情が異なります。

特にオーラルケアへの意識が高いアメリカでは、日本では歯科医院で使用されている薬剤が含まれている歯磨き粉なども市販されており、日常的にホワイトニングを実践することができるのです。

また、歯磨き粉だけでなく薬剤を染み込ませたテープを歯の表面に貼り付けるだけでホワイトニングができる商品などもあり、より簡単に白い歯に近づけることも可能です。

海外通販などでこうした商品を購入することもできますが、日本では一般の方が使うことを認可されていない薬剤も含まれているため、使用方法には十分注意する必要があります。

歯を見せる女性

まとめ

日本と海外では、まずオーラルケアに関する意識の高さが違います。

アメリカでは小さい頃から歯の矯正に積極的に取り組んでいたり、ホワイトニング用品も日本よりたくさんの種類のものが市販されています。

日本では歯医者で使用される薬剤が含まれている商品も手軽に購入できるぶん、歯を白く保ちやすいという点はあるでしょう。